桐朋学園音楽部門九州同窓会

大脳新皮質系、前頭連合野(新しい脳、知識、知性、生きる手段)[知能の座]



 大脳新皮質は、大脳の中でも大きな部分を占めていて人間が進化した過程で巨大化した新しい部分です。人間の脳がチンパンジーに比べて3倍も大きいという理由は、この部分が増大したためと言われています。思春期頃から顕著な活動を始め、合理的で分析的な思考や、言語機能をつかさどっていきます。
 その中でも前頭連合野は、五感から集まってきた情報を整理・統合し、理解して、それに基づいて色々な価値判断をし、次にどう行動するか命令を出す司令塔的な役割をします。人間が人間らしい能力を発揮するための中心となる部分です。理論の解釈や知識の蓄積と生きていくための手段や要領を学習する領域です。そして、自主性・主体性・計画性を持って、展望と夢を作るという「人間らしさ」がここに生まれるのですが、これは「古い脳」の大脳辺縁系で調節・制御されるように創られているのです。


LinkIcon脳のしくみと音楽(9)


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