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長曽我部 誠 今日の日記帳

2000年11月第3週号 

一ヶ月に渡って日記を掲載しておりました、私こと長曽我部誠は一身上の理由により、日記帳のページを終了させて頂きます。日記というコンセプトで戸次三郎氏が後を引き継いで下さるようですので、そちらをよろしくお願いします。短い期間でしたが、ありがとうございました。

11月21日 長曽我部 誠

へ続きます!

11.20 mon.  加藤紘一&山崎拓 両自滅!

政界のゴタゴタのセイで国民もこの2週間ほど振り回されてしまいました。結局何も変わらず、日本は平和を装って生きて行くつもりなのでしょうか?

アメリカの大統領選に続いて、民衆にとって納得の行かない20世紀が終わろうとしています。命がけで明治を作ったような、政治家の出現は期待できないのでしょうか。光人社刊、「日本奇人伝−明治7人の侍」をこれから読むところで、ちょっと思いが廻りました。

ぼくの日記帳でも書きましたが、(このぺーじ下の方)11/14の大相撲観戦のあの時、お隣は渦中の「山崎拓」さんの席でした。ご本人を写真に撮ることは出来ませんでしたが、座席の名札を撮ってきました。

11.19 sun.  2人の才能ある音楽家を発見

きょうは、チャペルでのバッハ「ヨハネ受難曲」の演奏会に関わりましたが、そこで、2人の才能ある音楽家と遭遇しました。一人は、オルガン奏者の池田泉氏です。オルガンを演奏しながら、指揮も卒なくこなし、合唱指導やリハーサルでは、足りないパートを演奏し、難しいと言われるエヴァンゲリスト(福音書家)のソロまでもを完璧に歌いこなすのです。名前の通り、才能の「泉」という人でした。音楽があふれ出ていました。

もう一人は、バスの初鹿野剛(はつかのつよし)氏です。バスの彼は、この演奏会ではイエスを歌いましたが、テノールのエヴァンゲリストを、この人も(テノール歌手に対して失礼なまでに)完璧に歌うんです。26才の若さながらマニアックなほどに音楽を知りつくし、余裕を持って歌い、演奏会を楽しんでいました。

間違いなく、この2人は日本の宗教音楽界を背負って立てる力の持ち主です。今後、この2人の名前を見つけたら、聴き逃さないようにしましょう!

初鹿野(写真)の太々しいまでの自信は、この堂々とした体格と音楽家がオタク的と評するまでの深い音楽教養に裏付けられているのです。

11.18 sat.  土曜で今週、去ったでい=Saturday

朝もハヨから、いまの今まで、飯も喰わずに忙しくお仕事しました。ちょっと風邪っぽいし、何も考えることが出来ません。今日は、土曜日で今週もおしまい。死んだ親父が教えてくれた英語の覚え方にこんなのがあったのを思い出しました。「土曜で今週、去ったでい=saturday」こんなことしか頭に浮かばないほどクタクタです。

親父に習ったダジャレ風、英語の曜日の覚え方を紹介します。
明日の本番に備えて、酒でも飲んでグッスリ寝よう!おやすみなさい!

11.17 fri.  祝!フィラデルフィア・オーケストラ100周年

今朝、10時からフィラデルフィア・オーケストラの100周年記念の演奏会が、リアルタイムのライブで放送されました。BS放送なので世界で同時に放送されたのですが、コンサート開始の米国東部時間8:00pmが日本の10:00amと、日本では比較的楽な時間帯で見ることが出来ました。ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮、バッハ/トッカータとフーガで始まり、アンドレ・ワッツサラ・チャンのソロを交え、最後は「火の鳥」で締めました。

フィラデルフィア・オーケストラと言えば、アメリカでは珍しいヨーロッパの伝統を強く受け継いだ管弦楽団で、冒頭のバッハの編曲やディズニー映画「ファンタジア」で共演したストコフスキーやオーマンディの指揮による歴史に残る演奏会やレコーディングによって、世界にその名をとどろかせています。長曽我部日記の11/11に登場したオーボエのタビュトデ・ランシー、フルートのキンケイド、バスーンのガーフィールドなどソリストとしても名を馳せたプレーヤーも在籍し、世界のトップオーケストラのポジションを裏付けています。

今日の画面で驚いたことは、オーボエのリチャード・ウダムスさんの頭です。5年前に、博多「家康」の焼き鳥で盃を交わしたときは、フサフサだったのに・・・・・。

リチャードさんは、来日の折には、必ず、焼き鳥屋を探して、食するのです。特に、博多の焼き鳥がお好みのようです。

11.16 thu.  岡本真夜にまつわる話

TBSテレビ、木曜8時から放送中の「うたばん」という番組にまつわる笑えるお話。ある木曜日の新聞テレビ欄の「うたばん」のワク内に「岡本真夜のマル秘生活」と番組紹介が載りました。岡本真夜さんはポップス系の売れっ子ミュージシャンで、番組内で真夜さんの自宅を訪問するという企画だったのですが、このテレビ欄を見たFl&Ob.ダブラーの岡本真さんの95才になるおばあちゃんが慌てました。「うちのは何をやってるの!?」と真さんのお父さんに電話をしました。おばあちゃんは、「岡本真の夜のマル秘生活」と理解したのです。お父さんも岡本真夜なんてポップスシンガーを、知ってるはずがありません。「息子がアダルト系のエッチな番組に出演する。一族の恥だ!」と思ったのでしょう。ゴールデン・タイムの全国放送に岡本真さんが出る訳ないのですが、家族中が大騒ぎになりました。本人に問いただす事もできず、その晩、家族でテレビを見ることになりました。番組が始まって間もなく真実を知ることになるのですが、おばあちゃんは、安心して、逆に腰が抜けたそうです。

真さんが、お母さんを通じてその御家騒動を知ったのは、4-5日経ってからだったそうです。これ、ホントの話だそうです。

写真は、今や一児の母=岡本真夜

11.15 wed.  熊本家御用達のスペイン・ブランディ

先日、熊本マリさんのお宅へスッチーの白石ワコちゃんと一緒にお邪魔した折、マリさんのお父様ご愛飲のスペイン・ブランディをご馳走になりました。ブランディと言えば、フランスのコニャックが有名ですが、このスペインのブランディ「 CARLOS I」(写真中央)も中々いけるんです。そのカルロスをマリさん邸でタラフク頂き、すっかり酔っぱらっちゃってワコちゃんに渋谷まで送ってもらいました。その時、おみやげに1本頂いちゃったんです。

今夜、その「 CARLOS I」を我家のサイドボードから出して、ついに開栓したのです。ボトルやボックスの高級感ではかないませんが、味わいはREMY MARTIN (右)やCAMUS (左)に劣りません。むしろ、美味しいと言えるでしょう。重厚さや味の複雑さでは好みの分かれるところだと思いますが、ダークな色の割にはサッパリとして癖がなく、いくらでもいけます。高級コニャック同様、次の日には、全く残りません。

追伸;3杯飲んだら、コトンと眠ってしまいました。日課のロゲインも忘れて・・・。

11.14 tue.  デジカメ小僧 大相撲を撮る

今日は、大相撲九州場所10日目に行ってきました。正面2列目の溜(たまり)席という審判長の真後ろの席から、中入り後の取り組みを見せてもらいました。やっぱり、大関、横綱の取り組みは迫力があって本当に興奮しました。観客の雰囲気も影響しているんですかね?きょうの横綱の取り組みを3番だけ、デジカメ小僧がご紹介します。結構ウマク撮れたでしょう?

貴乃花 千代大海に破れる

曙 雅山に圧勝

結びは武蔵丸と木村庄之助

武蔵川親方の草履

新明の弓取式

ロレックス愛好者の九重審判長

11.13 mon.  20世紀の偉大なるピアニスト=サンソン・フランソワ

「20世紀の偉大なるピアニストたち」というCD200枚組の全集が発売されました。コルトー、ホロビッツ、ルービンシュタイン、リパッティ、パデレフスキーなど歴史的なピアニストから、今も一線で活躍中のアルゲリッチ、キーシンまで総勢72名の名演が納められています。もちろん、いくつものレーベルが力を集結して出来上がった技です。中でも、ぼくのお気に入りは、フランスの天才=サンソン・フランソワです。ショパン弾きとして今でも多くのファンが残るフランソワですが、ぼくもショパンの演奏では、これ以上の物を聴いた事がありません。ピアノの詩人=ショパンのような神経質な面と男性的で豪放な両面を持った極めて珍しいピアニストでした。「フランソワは、フランスを代表する詩人である。」と、音楽を越えた評価を得た程です。この豪快さと繊細さを兼ね備えた演奏を聴いて、人々は彼の事をアル中、ヤク中とまで疑ったようですが、その演奏に文句をつけられる者はなかったはずです。ほとんど教育も受けないうちから世界的に有名になり、 46才の時、パリの街角で行き倒れたと聞いています。

そのフランソワの「les introuvable de SAMSON FRANCOIS (知られざるサンソン・フランソワ)」というCDを発見しました。8枚組のセット物ですが、お取寄せの輸入版でも¥8.000台とお安く、バッハ、モーツァルト、シューマンからスクリャービン、プロコフィエフ、バルトーク、ヒンデミットまで、そして、マニア必聴のフランソワの自作協奏曲と本人の音楽トークが入っているんです。これは、凄いCDですよ!

CDの番号は フランスEMIの CZS 7 629512

11.12 sun.  アメリカ合衆国大統領選に思ふ事

アメリカの大統領選挙が大変なことになっています。ブッシュとゴアが前代未聞の接戦を演じている事が、トラブルに拍車をかけているわけですが、この時期に日本の首相の交代ウンヌンのニュースを聞くたびに、アメリカ大統領と日本の首相を重ねて見てしまいます。

70年代初頭に起こったウォーターゲイト事件の当事者=ニクソン大統領は、当然解任されましたが、国民はただ批判するだけでなく、選挙に1票を投じた選挙人としての責任を戒めることも忘れませんでした。アメリカ人は、「敗者は勝者を讃える」フェア−プレイ精神を誇りとしており(偽善的にも思えますが)、選挙結果を厳粛に受け止めます。大統領をアメリカのボス、自分達の世界への代弁者として4年間を共に戦っていくわけです。

その点、日本はどうでしょう?密室で数人によって決められた首相を、我国の顔として誇っていけるでしょうか?
また、大統領選では、何ヶ月にも及ぶキャンペーン期間中に徹底的に議論を交わし、挙げ句には相手のスキャンダルまでも暴き、膿(ウミ)を全部出してしまいます。国民はそれを知った上で投票する訳ですから、日本のように首相や要職に就いた後にスキャンダルが発覚し、辞職に追い込まれることはありません。大統領の過去までも背負って生きていくのです。
(就任後のセクハラは別問題)これからの日本を担う責任のある若者たちの登場を待つには、今の閣僚選抜の仕組みはよろしくないと思います。